就職をしないという英断をし(本当は就活に失敗しただけです)、その後2年住み込みアルバイトをしたぼくが見つけた住み込みバイトの探し方をシェアします。
ぼくのように、あまり活発ではない、どちらかといえばおとなしいだというタイプの人は特に参考にしてください。
一番伝えたいこと、、、!!
旅館・ホテルの住み込みバイトを探すうえで一番伝えたいことは、、、
中抜け勤務はめちゃくちゃキツイということ!!
中抜け勤務というのは、例えば朝5時から9時まで朝の勤務、16時から22時まで夜の勤務で、その間の9時から16時までは自由時間となるような勤務体系です。
求人サイトでは9時から16時までの自由時間でゆっくり観光や趣味などをお楽しみいただけます!などと謳っているのが見られますが、鵜呑みにしてはいけません。
常時寝不足の日々が始まります!!
少なくともぼくはそうでした。
自由時間で観光したり、趣味を楽しんだり、将来について考えたり、勉強したりしようと考えていたのですがそんな余裕は1ミリもありませんでした。
中抜け勤務はめちゃくちゃきつい!
朝は4時ごろに起きて、9時に朝の勤務を終了しても、そこから夜の勤務までのカウントダウンが始まっているわけで、少し神経質気味な人は仮眠をとるのも難しいと思います。
同じ中抜け勤務の同僚で、朝の勤務が終わって寮に帰ってドアを閉めた瞬間疲労の蓄積のせいかその場で失神するように眠りに落ちたという人もいました!!
ぼくは夜の勤務が22時に終わっても神経が高ぶってなかなか寝付けないことが多かったです。
もちろん中には、中抜け勤務でも何の問題もない人もいます。
中抜け勤務をするうえで気を付けてほしいこと
中抜け勤務をされる方は生活リズムを整えるために最低限してほしいことがあります。
①朝日を浴びる、または散歩をして生活リズムを保つ
②夜寝る前の1時間はスマホのブルーライトを浴びる代わりに読書、日記、ラジオを聴く、音楽を聴く
などをすることをお勧めします。
ホテル・旅館はどう探せばいいの?
どのサイトを使えばいいか?の前に、なぜ自分は旅館・ホテルの住み込みバイトをするのか一度確認してから求人情報を漁るのがいいと思います。
なぜ住み込みバイトをするのかを確認して、条件を絞ってから調べた方が早く自分に合った求人を見つけられると思います。
自分の目的を確認して条件を絞る
ぼくの場合は農業の住み込みバイトをする前に腰痛の療養をするために温泉に入り放題の旅館・ホテルを探しました。
日本には昔から湯治といって温泉地に長く滞在して、病気を治したり、体調を整えたり、心身ともにリフレッシュする文化がありますし、ぼく自身もしっかり腰痛を直して次に向かうことができました。
他にも、とにかくお金を稼ぎたい、実際にそこに住んでみて移住地としてどうか検討したい、休職中のリフレッシュとして、など様々な理由があると思います。
自分の目的に合った条件で候補を絞った上で、いくつかのサイトを見て回れば一番早くベストな求人を見つけられると思います。
おすすめの求人サイト
口コミがあるところはそれを参考にするといいです。ぼくは口コミを重視していました。ボラバイトやおてつたびなどのサイトは口コミがあるのでぼくはこの2つで良い求人が見つからなかったら他のサイトを見るようにしていました。
2年間住み込みバイトをしてわかったこと
住み込みバイトの暗い部分
ぼくが2年間住み込みバイトをやって個人的に感じたことですが、そもそも住み込みバイトというのは、住む場所や食事の提供などといった特典を付けないと人が来てくれないほどのヤバい理由がありますよと言ってるようなものだと感じました。
当たり前のことですが、魅力的な職場であれば近隣に住む人たちで働き手は足りてるでしょうし、その枠が空席になることはなかなかないでしょう。
ただ、住み込みバイトは稼いだ分がほぼそのまま手元に残るのでうまく利用できれば、その資金を将来に活かしたり、やりたいことに充てることができます。
利用する価値はあると思います。
どうしようもなくつらい時は逃げてください
ぼく自身も住み込みバイトをしてたまに気の合う人やとてもやさしい人に出会うことはありましたが、そういう人たちと同じくらい嫌な人にも出会います。嫌な人の方が多いかもしれません。ぼくも思い出したくないシーンがたくさんあります。
ぼくは気難しい人や気分屋な人とできるだけ距離を置いていたので、日々のプライベートな会話がどんどん少なくなっていき、友達と電話などでおしゃべりするときも何を話せばいいのかわからなくなってしまい、友達と話す機会も減っていきました。
なので、自分に合わない職場に当たってしまった場合は気にせずそこから逃げてください。これは絶対に忘れないようにしてください。そこで出会った人たちは今後の人生で会うことはないのでどんな形でもよいので逃げてください。
このような過酷な体験を周りの同世代はしたこともないでしょうからそこは今後の糧に、自信にしていくといいと思います。
住み込みバイトをやめようか迷ったら
「無断で飛んだら迷惑かかるし…」と考える必要はありません。それほど過酷でおかしな職場環境なんだ、と上の人にわからせるために行動で制裁を与えてください。職場側はそれくらいの制裁を受けるだけのことをやったのですから、「これでチャラにしてやるか」くらいのスタンスでいてください。
「無断で辞めたら次紹介してもらえなくなるかもしれないからもう少しだけ我慢しよう」などという心配もあるかもしれませんが、正当な理由があれば逃げても問題ないです。
ぼく自身も2週間もせず辞めた旅館を紹介してくれた求人サイトにまた別の求人を紹介してもらったこともあります。
無断で飛んだら給料が支払われないということも絶対にないです。私たち労働者は法律でしっかりと守られています。
住み込みバイトでストレスなく働くために…たまには愚痴る!
住み込みバイトは基本、体力的にもきついですし、やりがいを感じることも少ないでしょうし、気難しい人や気分屋な人がいて、ストレスがたまることもあると思います。
そんな時に愚痴を言える仲間がいるかいないかで、嫌な出来事が笑い話に昇華するか、嫌な出来事が嫌な出来事のままでいるか、変わってきます。
普段の生活では愚痴ることは、周りにネガティブな仲間を引き寄せることにもつながる避けたい習慣ですが、住み込みバイトは特殊な環境なので自分の精神を保つためにも毒を吐き出すことに罪悪感を感じる必要はありません。
住み込みバイトに利用されるのではなく、利用する
住み込みバイトのネガティブな面をたくさん挙げてしまいましたが、住み込みバイトは稼いだ分がほぼそのまま手元に残るのでうまく住み込みバイトを利用できれば、その資金を将来に活かしたり、やりたいことに充てることができます。
短期間で辞めても迷惑をかけず、手っ取り早く確実にお金を確保するために住み込みバイトは利用する価値は十分にあります。
ただ、職場のことで頭がいっぱいになって将来のことについて考えることをどんどん後回しにしてしまったり、気難しい人や気分屋な人のせいで自分に自信を無くしたり心がふさぎ込んでしまったり、やりたいことがブレてしまったりしないように、時々は俯瞰してこのままで大丈夫か顧みるようにするといいと思います。
住み込みバイトに利用されるのではなく、こちらが主導権を握って住み込みバイトを利用し踏み台にして次の自分のステップに繋げていってください。
学生でなければ、住み込みバイトをすればフリーターになるということなので少し肩身の狭い思いをしてしまうかもしれませんが、絶対にこの経験は今後の糧になると思うので、もうひと踏ん張り!一緒に頑張りましょう!